注文住宅でのマイホームづくり、とても良い響きですし、これまで賃貸の狭くて古いアパートや団地に住んでいたのであれば、ワクワクすることでしょう。家族が大きな決断をし、マイホームを購入する、これほど盛り上がることはありません。とはいえ、自分たちが住みたいと思う立地に土地が見つかるのか、信頼できる業者と巡り合えるのか、コストや住宅ローンのこと、家づくりのタイミングなど、考えることは山ほどあります。
土地探しでのコミュニケーション
小さな子供がいるのであれば、家づくりをし引っ越しをすることで学校を転校しなけばならなくなるかもしれませんし、夫や妻が転職をする必要が生じることもあります。こうした点で家族がよく話し合いを持つことは本当に重要で、どちらかが独断でどんどん話を進めていくと、動機は良いとしても家族がついていくことができずに亀裂が生じかねません。
デザイン性でのコミュニケーション
家づくりのデザインに関しても、夫と妻では好みが違うかもしれませんし、子供たちは自分の部屋を持ちたいし、こんな風な部屋がいいという希望があることでしょう。バスルームやキッチン、トイレといった水回りも使いやすさとデザイン、いろいろな意見があるものです。家族みんなの意見や願いを叶えることはできないとしても、話し合い、そしてお互いが同意して話を進めていくことはとても大切になります。
最終判断
この点では一人がやはりリーダーシップを発揮して、家族みなの意見をまとめていくことが求められてきます。そしてどうしても妥協しなければならない、それは建設コストが関係するゆえであれば、それを丁寧に説明して納得してもらう必要があります。あるいは、代替案を提示できるかどうか、業者と話し合うことも必要になってきます。
いろいろなことをどんどん進めていきたい、そのような気持ちになるのもわかりますが、家族の思いがバラバラのまま進めていくと、後でややこしい事態に発展しかねません。家族みんなが納得できる注文住宅マイホームづくりのために多くの時間を取り、コミュニケーションをしっかりすることがとても重要です。