高齢化社会の日本において、新築住宅を建てる際に優先的に考えたいのが、お年寄りの目線で住宅づくりをすることです。将来的に親御さんと同居する可能性もありますし、介護するケースも想像できます。また、今はまだ若かったり、中年の人であっても、いずれお年寄りの年齢に達しますので、自分たちが歳を取った後でも住みやすい家づくりにすると後悔しません。おすすめの方法として、バリアフリーにする考え方があります。段差をできる限り少なくし、足腰が弱ってきたお年寄りでもスムーズに室内を移動できるよう工夫します。室内だけでなく、玄関や勝手口周辺の段差もなだらかにしてあげると、出入りが楽です。歩行時に杖が必要、車椅子で移動する、義足を装着しているなど、障害を持つ人にもやさしい家に仕上げられるのが特徴です。このバリアフリーの考え方はお年寄りの他、妊婦であったり一時的に怪我や病気を患った若い人たちにも住みやすい家づくりに貢献してくれます。