塩害を考慮した外壁と庭の造りに

トロピカルな雰囲気の住宅や庭に憧れていた事もあり、優雅なヤシの庭木が良く映えるコロニアル風の住宅を第一希望に最適な土地を探していました。
運良く親身な不動産業者にお世話になり、温暖かつ都心へのアクセスも良好な三浦半島の海沿いに適した土地を見付ける事が出来たのですが、海岸線沿いには防風林が無く、台風等の強い南西風が吹くと塩害が発生し易いという事も判明し、家造りも先ずは塩害に強い素材や塗装が重要なテーマとなりました。
造りは強風や潮風に対する強度や手入れを考慮し当初の構想よりもかなりシンプルとなってしまいましたが、潮風に対し劣化し難い塗装や防錆素材をふんだんに使い、結果的に白を基調とした美しいデザインへと仕上げる事が出来ました。
ガレージも潮風を避けられる密閉度の高い造りにしましたし、外壁や生け垣を高く設け、強風や潮風を十分シャットアウト出来る様にしました。生け垣は温暖な気候に合い潮風にも強いウバメガシを選んだ他、庭には念願だった耐寒性ヤシやバショウを植え、トロピカルムードを十分演出出来たので大満足でした。